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令和3年第121回定例会(第5日) 本文 開催日: 2021年12月15日
令和3年第121回定例会(第5日) 名簿 開催日: 2021年12月15日

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  1. 気仙沼市議会 2021-12-15
    令和3年第121回定例会(第5日) 本文 開催日: 2021年12月15日


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    最終取得日: 2022-12-06
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2021-12-15 令和3年第121回定例会(第5日) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 164 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 2 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 3 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 4 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 5 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 6 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 7 : ◎14番(村上佳市君) 選択 8 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 9 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 10 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 11 : ◎14番(村上佳市君) 選択 12 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 13 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 14 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 15 : ◎14番(村上佳市君) 選択 16 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 17 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 18 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 19 : ◎14番(村上佳市君) 選択 20 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 21 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 22 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 23 : ◎14番(村上佳市君) 選択 24 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 25 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 26 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 27 : ◎14番(村上佳市君) 選択 28 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 29 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 30 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 31 : ◎14番(村上佳市君) 選択 32 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 33 : ◎財産管理課長(伊東秋広君) 選択 34 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 35 : ◎14番(村上佳市君) 選択 36 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 37 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 38 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 39 : ◎14番(村上佳市君) 選択 40 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 41 : ◎財産管理課長(伊東秋広君) 選択 42 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 43 : ◎14番(村上佳市君) 選択 44 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 45 : ◎財産管理課長(伊東秋広君) 選択 46 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 47 : ◎14番(村上佳市君) 選択 48 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 49 : ◎財産管理課長(伊東秋広君) 選択 50 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 51 : ◎14番(村上佳市君) 選択 52 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 53 : ◎財産管理課長(伊東秋広君) 選択 54 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 55 : ◎14番(村上佳市君) 選択 56 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 57 : ◎ILC推進室長兼震災復興・企画課総合交通政策室長(村上政宏君) 選択 58 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 59 : ◎14番(村上佳市君) 選択 60 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 61 : ◎ILC推進室長兼震災復興・企画課総合交通政策室長(村上政宏君) 選択 62 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 63 : ◎14番(村上佳市君) 選択 64 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 65 : ◎ILC推進室長兼震災復興・企画課総合交通政策室長(村上政宏君) 選択 66 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 67 : ◎14番(村上佳市君) 選択 68 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 69 : ◎秘書広報課長(茂木 笑君) 選択 70 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 71 : ◎14番(村上佳市君) 選択 72 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 73 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 74 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 75 : ◎14番(村上佳市君) 選択 76 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 77 : ◎市民生活部長(小野寺幸恵君) 選択 78 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 79 : ◎14番(村上佳市君) 選択 80 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 81 : ◎市民生活部長(小野寺幸恵君) 選択 82 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 83 : ◎14番(村上佳市君) 選択 84 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 85 : ◎水産課長(川村貴史君) 選択 86 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 87 : ◎14番(村上佳市君) 選択 88 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 89 : ◎市民生活部参事兼循環型社会推進課長(吉田喜美夫君) 選択 90 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 91 : ◎14番(村上佳市君) 選択 92 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 93 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 94 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 95 : ◎14番(村上佳市君) 選択 96 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 97 : ◎病院事業局経営管理部長(菅原正浩君) 選択 98 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 99 : ◎14番(村上佳市君) 選択 100 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 101 : ◎教育長(小山 淳君) 選択 102 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 103 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 104 : ◎6番(及川善賢君) 選択 105 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 106 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 107 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 108 : ◎6番(及川善賢君) 選択 109 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 110 : ◎農林課長(高舘典生君) 選択 111 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 112 : ◎6番(及川善賢君) 選択 113 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 114 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 115 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 116 : ◎6番(及川善賢君) 選択 117 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 118 : ◎ILC推進室長兼震災復興・企画課総合交通政策室長(村上政宏君) 選択 119 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 120 : ◎6番(及川善賢君) 選択 121 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 122 : ◎ILC推進室長兼震災復興・企画課総合交通政策室長(村上政宏君) 選択 123 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 124 : ◎6番(及川善賢君) 選択 125 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 126 : ◎ILC推進室長兼震災復興・企画課総合交通政策室長(村上政宏君) 選択 127 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 128 : ◎6番(及川善賢君) 選択 129 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 130 : ◎ILC推進室長兼震災復興・企画課総合交通政策室長(村上政宏君) 選択 131 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 132 : ◎6番(及川善賢君) 選択 133 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 134 : ◎教育長(小山 淳君) 選択 135 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 136 : ◎6番(及川善賢君) 選択 137 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 138 : ◎学校教育課副参事(昆野光行君) 選択 139 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 140 : ◎6番(及川善賢君) 選択 141 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 142 : ◎教育部長(三浦永司君) 選択 143 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 144 : ◎6番(及川善賢君) 選択 145 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 146 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 147 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 148 : ◎教育長(小山 淳君) 選択 149 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 150 : ◎6番(及川善賢君) 選択 151 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 152 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 153 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 154 : ◎6番(及川善賢君) 選択 155 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 156 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 157 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 158 : ◎6番(及川善賢君) 選択 159 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 160 : ◎水産課長(川村貴史君) 選択 161 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 162 : ◎6番(及川善賢君) 選択 163 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 164 : ◎議長(菅原清喜君) ↑ ページの先頭へ 本文 ▼最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:      午前10時00分  開 議 ◎議長(菅原清喜君) ただいまの出席議員数は22名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 2: ◎議長(菅原清喜君) 本日の欠席届出議員は、8番菊田 篤君。遅参届出議員は、3番菅原雄治君。  以上のとおりでありますので御報告いたします。 3: ◎議長(菅原清喜君) 次に、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、2番三浦友幸君、4番村上伸子君を指名いたします。 4: ◎議長(菅原清喜君) 次に、地方自治法第121条の規定により、説明のため出席を求めましたところ、配付の名簿のとおりでございます。なお、副市長赤川郁夫君から公務のため遅参の申出がありますので御報告いたします。 5: ◎議長(菅原清喜君) 次に、報道機関から写真撮影等の申出があり、議長はこれを許可しておりますので御報告いたします。 6: ◎議長(菅原清喜君) これより日程に従いまして一般質問を行います。  順次質問を許可いたします。  初めに、「市長の政治姿勢について」外3か件、14番村上佳市君の質問を行います。14番村上佳市君。 7: ◎14番(村上佳市君) 皆さん、おはようございます。  会派市民の声、村上佳市でございます。  令和3年も師走となり、新たな年を迎える季節になりました。今年も新型コロナウイルス感染症に対応せざるを得ない目まぐるしい一年であったと思います。その中にあって、市民の皆様は、3密回避、手指の消毒など自己防衛に努めて日常生活を過ごしていただき、感染を最小限に抑えられたことに改めて感謝を申し上げます。  また、関係機関の職員の皆様におかれましても、新型コロナウイルス感染症封じ込めに向けた活動など、大変御尽力をいただいたことに改めて敬意を表し、感謝を申し上げますとともに第6波の感染拡大が起こらないことを心から願ってやみません。  それでは、議長のお許しを得ましたので、常日頃から耳にしている市民の皆様の声に基づいて一般質問を行います。  同僚議員と重複する内容の質問については、角度を変えて質問したいと思いますので、市長におかれましては正対した御答弁をよろしくお願いいたします。  1か件目、市長の政治姿勢についてお伺いいたします。  1点目、来年4月に執行される気仙沼市長選挙出馬に向けた市長の対応についてお伺いいたします。  過日の地方紙の報道によれば、「任期満了に伴う来年4月の気仙沼市長選に4選を目指して出馬する意思を固めた模様。当面は喫緊の課題である新型コロナウイルス対策に集中し、遅くても2月定例議会までに正式に表明するものと見られる」との報道がありました。報道のとおりであれば、年明けの表明になるかと思います。
     新型コロナウイルスの対応はもちろんでありますが、菅原市長の強いリーダーシップの下、東日本大震災からの復旧・復興を成し遂げてきたことを思うと、今後のポスト復興に向けた施策と新型コロナウイルス対応のため、気仙沼市のかじ取りをしっかりと行うという意思表示を早くしたほうが市民の皆様に大きな安心感を与えることができるのではないかと思っております。  私は、出馬表明をいつするかを期待していますが、早い時期での出馬表明について御検討をなされてはいかがでしょうか。市長のお考えをお示しください。  2点目、令和3年の各施策の成果及び課題等を令和4年の施策にどのように生かしていくのかについてお伺いいたします。  冒頭に述べたとおり、新型コロナウイルス感染症で明け暮れた令和3年も残すところわずかとなりました。今年一年間の市長におかれましては、新型コロナウイルス感染症に忙殺されることが数多くあったことと御推察いたします。  市長は令和3年の新年の御挨拶の中で、復興のその先を見据え市民の皆様と力強く前進したいとありました。そして、その挨拶の中にあった気仙沼湾横断橋の開通等による宮城県内三陸沿岸道路の全線開通やNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の放映など、気仙沼市にとって令和3年は大きなプロジェクトが実現しました。  また、気仙沼湾横断橋の整備効果を最大化するという意味で、復興の象徴となるよう励んでいきたいと思いますとも述べております。これらの事業についてしっかりと成果と課題を見いだして令和4年の施策に生かしていくことが重要であると思いますが、いかがでしょうか。市長のお考えをお示しください。  あわせて、来年の施策において、市が所有しているバスの売却について検討されているようですが、市所有のバスは、災害発生時など有事の際の緊急使用や学校教育活動等への利活用など、広範囲な状況において市や議会など使いたいときにいつでも使用できる体制であることが重要であると思います。したがって、市所有バスの売却についての施策は取るべきではないと思いますが、いかがでしょうか。市長のお考えをお示しください。  3点目、ILC(インターナショナルリニアコライダー)誘致活動への取組姿勢についてお伺いします。  過日、ILC講演会が開催され、市内の事業者など多くの市民の皆様が聴講に訪れ、関心の高さがうかがわれました。講演会は、「ILCの最新の動向と気仙沼市に期待される役割」という気仙沼市に関わる演題で行われ、その内容において、気仙沼における可能性についての提案や地域産業への期待等、気仙沼市が担うことができる役割がしっかりと示されております。このことからも、ILC事業に携わる研究者、先生方など数多くの関係者の方々からも気仙沼市に対する評価の高さをうかがうことができました。  ポスト震災復興に欠かすことができないILC事業誘致の推進を多くの市民が待ち望んでおり、気仙沼市として今まで以上に積極的な誘致活動を展開し、取り組んでいく必要があると思われます。気仙沼市内のほとんどの産業に関連するILC誘致に向けた取組姿勢について、市長のお考えをお示しください。  4点目、令和3年度の市政懇談会における成果と課題、要望等を今後の施策にどのように生かしていくのかについてお伺いいたします。  令和3年度の市政懇談会が10月14日の階上地区を皮切りに12月3日の唐桑地区の最後まで全市域を対象に開催され、各地区から事前に提出された地区の課題を懇談テーマとして意見交換が行われました。  各地区の課題については、市側がおおむね回答を行ったことと思いますが、気仙沼市の喫緊の課題として取り組まなければならない項目もあったと思われます。また、前年度と同じような課題が提出され、解決に向けた取組が行われているか疑問視される点もあると思います。成果や課題、要望をしっかりと精査して取り組むことが重要であると思いますが、市長のお考えをお示しください。  以上、4点よろしくお願いいたします。 8: ◎議長(菅原清喜君) 14番村上佳市君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 9: ◎市長(菅原 茂君) 村上佳市議員の質問にお答えいたします。  市長の政治姿勢についてでありますが、来年4月に執行される気仙沼市長選挙出馬に向けた対応については、本議会冒頭で申し上げましたとおり、まずはコロナウイルス感染症の拡大防止、影響を受ける事業者や生活者等への支援、ポストコロナに向けた経済対策等の対応に全力で取り組む必要があると考えております。次期に向けた意志については、しかるべきときにこれまで同様、自分からお話ししたいと思っております。  また、本日は東日本大震災からの復旧・復興に関する御評価とポスト復興に対する御期待をいただき、大変ありがたく感謝を申し上げます。復旧復興については、市民の皆様が絶望のどん底から歯を食いしばって真摯に努力を続けてきた結果であり、市議会の皆様もその中心となり尽力され、本市の職員も膨大な仕事にがむしゃらに没頭してきたたまものであります。苦しいところからはい上がってきたことを忘れることなく、市民の皆様と一丸となってこれからの難局に取り組むことが大切だと思っております。  次に、令和3年の各施策の成果及び課題等の生かし方についてでありますが、復興のリーディングプロジェクトである気仙沼湾横断橋や気仙沼大島大橋の開通は、アクセス向上はもとより、橋そのものが観光資源となり、観光誘客に大きな効果をもたらしております。  加えて、「おかえりモネ」の放送により、本市の魅力である自然と共に生きる市民の生活や心の豊かさ、産業などが全国に発信され、観光客や関係人口の創出、移住・定住の促進、ふるさと納税を含めた地場産品の消費拡大等に効果が出ているものと認識しております。  復興事業として、三陸沿岸道路の全線開通をはじめ、魚市場を中心とする水産クラスターや地域資源を生かした観光交流施設など、社会・産業インフラ整備が実現しておりますが、復興のその先を見据え、整備効果を最大化するソフト事業がますます重要となっております。  このことから、ソフト事業の担い手である人材の育成や様々な団体等との連携を図り、対話・共創・協働による「市民が主役のまちづくり」を推進し、持続可能な「産業の発展」と「暮らしの豊かさ」につなげてまいります。  次に、市所有バス廃止に伴う来年度以降の運用についてでありますが、現在は市主催の事業に係る参加者の送迎や公民館活動、小・中学校の課外活動等において、バス2台を運転手2名で運行しており、空きがない場合は日程の調整を行っているところであります。  民間バスの活用に当たっては、市内の複数のバス会社と単価契約を締結することを検討しており、市内のバス会社への聞き取りを行った結果、各社とも単価契約を締結することが可能であるとの回答を得ております。  学校教育活動等への利活用においては、複数のバス会社の中から車両の大きさや台数を組み合わせて使用できることから、これまでよりも柔軟な対応が可能になると考えております。また、災害発生時等の使用においては、災害協定や契約上の取決めにより対応することを考えております。  次に、ILC誘致活動への取組姿勢でありますが、最近のILC関係の動きとしては、文部科学省が本年7月から「国際リニアコライダー(ILC)に関する有識者会議」を再開し、ILC計画全体について、これまで指摘されている諸課題に対する進捗などのフォローアップの議論などを開始しております。また、ILC研究者コミュニティーでは、ILCをより強力に推進していく組織として、本年6月に「ILCジャパン」を設立し、推進体制を整えたところであります。  本市においても、本年7月に「東北ILC事業推進センター」が立ち上げた「実験装置組立・検査拠点及び物流に関する検討部会」に参画するとともに、先月29日は同部会の部会長でありますKEK(高エネルギー加速器研究機構)名誉教授の早野仁司氏を講師に迎え、「ILCの最新の動向と気仙沼市に期待される役割」と題した講演会を実施し、ILC施設建設段階における資器材の陸揚げ、保管、輸送等での本市の役割などについてお話をいただいております。  なお、当該講演会には、定員の80人を上回る93人の方々に御参加いただいており、改めて市民や産業界のILCへの期待の大きさを実感したところであります。  今後は、「東北ILC推進協議会」をはじめとする誘致推進団体との要望活動に引き続き取り組みながら、国への働きかけを強化してまいりますが、その前提となる機運の一層の盛り上げを図るため、今月24日には一関市において「岩手県南・宮城県北ILC誘致推進大会」を開催し、ILC誘致推進に向けた機運の醸成と誘致に向けた地域の熱意を発信してまいります。  加えて、来年1月には「ILC解説セミナー」を市内で開催するとともに、現在、本市がKEKの研究者や地元企業の皆様等と検討を進めている、ILC建設に係るメイントンネルへの重量物の搬入方法などの技術的課題についても着実に具現化を図ってまいります。  次に、令和3年度の市政懇談会における成果と課題、要望等を今後の施策にどのように生かしていくかについてでありますが、今年度の市政懇談会では市内10会場で延べ300人を超える方々に御参加いただき、市から行政のデジタル化について説明するとともに、各地区の自治会連絡協議会等から寄せられた「地区の課題」をテーマの中心に、参加者との意見交換を行ったところであります。  各地区で様々な課題を上げていただきましたが、多くの地区で高齢化に伴う諸課題として、草刈り等の地域活動の担い手不足や空き家問題、交通手段がない等の課題が上げられました。いただきました御意見や課題については、市民の皆様の切実な声であり、庁内横断的に課題解決に向け取り組み、次年度の市政懇談会までには一歩でも進んだ報告ができるよう努めてまいります。 10: ◎議長(菅原清喜君) 14番村上佳市君。 11: ◎14番(村上佳市君) 4点の回答ありがとうございました。  まず、1の(1)来年4月に執行される市長、我々市議選の件もありますけれども、先ほど市長はしかるべきときに自分からというお答えをいただきました。このしかるべきときというのがコロナ対策とか市民生活の向上にしっかりと道筋ができたときと思いますけれども、その辺について市長はいかがお考えでしょうか。 12: ◎議長(菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 13: ◎市長(菅原 茂君) 御想像にお任せしたいと思います。 14: ◎議長(菅原清喜君) 14番村上佳市君。 15: ◎14番(村上佳市君) 分かりました。想像にお任せするということでございますので、私も想像するしかございませんが、しかるべきときの市長の出馬表明というものは、市内を歩きますと、結構市民の皆さんに「市長さん、また出てほしいね」「いつそういう表明をするんでしょうね」という声が聞かれるんですよ。だから、私とすれば、早い時期の表明、しかるべき時期がいつになるか分かりませんけれども、しっかり市民の皆さんの声を聞きながら、しかるべき時期にぜひ表明をしていただきたいと思いますので、その辺よろしくお願いしたいと思います。いかがでしょうか。あまり深掘りしてもうまくないかなと思います。 16: ◎議長(菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 17: ◎市長(菅原 茂君) 大変ありがとうございます。 18: ◎議長(菅原清喜君) 14番村上佳市君。 19: ◎14番(村上佳市君) ありがとうございますということでございますので、ぜひ市民の声の期待の大きさに応えていただくように、時期を考えながら表明をしっかりしていただきたいと思います。本当に市長に対する期待感というか、市民の皆さんから結構そういう声は聞きます。ですから、そういう部分ではよろしくお願いしたいと思います。  時間もあれですので、次の2番に移りたいと思います。令和3年の各種施策の成果及び課題ということで、市長は今年の年頭の御挨拶の中で復興の先を見据えるという言葉がありまして、先ほど三陸沿岸道や、それから気仙沼大島大橋やNHKの連続テレビ小説「おかえりモネ」などをいろいろ利用して、ポスト復興を目指してこの一年間いろいろ施策を展開してきたと思うんですが、その復興の先について何か見いだされたものはありますでしょうか。 20: ◎議長(菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 21: ◎市長(菅原 茂君) 東日本大震災の復興過程におきまして、気仙沼市でいずれ更新をしなくてはならないような施設等については相当程度更新をすることができました。それも起債部分があまりない形でできたというのは非常によかったと思っております。また、道路等につきましては、これは100年かかってもできないような整備ができたのではないかと思います。そういう意味でインフラ的なものはある程度整ってきたと思っておりますが、一方でそれを生かして産業の力を中心としながら、まちのにぎわい、また人口減少対策に取り組むという意味では、まだまだやることがあると思っております。  そのことにつきましては、11年目からの復興の施策に関して復興庁から問合せが、原案が来た段階でいろいろ注文はつけさせていただきましたけれども、なかなか福島のようにイノベーション構想のような大プロジェクトは国で仕掛けてきてはくれませんでした。そういう意味で、自分たちでそのことをしっかりやっていかなくてはならないと思います。ILCだけに頼るわけではありませんけれども、先般のILCの講演会においては、実に気仙沼でこれをやるんだと物すごく細かいことまでお話をしていただいて、それに気仙沼は堪えられる、やれるはずだという意味合いの励ましもあったと思っております。新産業も含めた産業の創出と、そして何より生活実感というものが一番大事だろうなと思っていますので、昨日、現金給付10万円の話もありましたが、国の施策に頼るだけではなくて、気仙沼市として何とか捻出をしながら、子育て環境にとって優れた都市になるような政策をめり張りをつけてやっていかなくてはならないと思います。  さらには、この10年間でほかのまちに比べてよりできていることは、市民参加のまちづくりだと思っております。多くの若い皆さん方がそのことに励んでおられて、実はこの週末に高校生のマイプロジェクトアワードがあるんですけれども、30人ぐらい、もっとかな。10人に絞って発表していただくことになっているんですけれども、学校の探求型学習の進展と併せて、若い人たちのまちづくりに関する、また社会課題に関する意欲が非常に増していて、そのことを上手に醸成できていると思いますので、このことはほかの町にない優れた点として進めてまいりたいと思っております。そういうことを行いながら、また新しい課題も出てくると思います、新しいチャンスもあると思いますので、復興のその先というものはそういうことを見据えながら進めていくべきと考えております。 22: ◎議長(菅原清喜君) 14番村上佳市君。 23: ◎14番(村上佳市君) 復興の先、ハード面は今年ですか、気仙沼湾横断橋、三陸沿岸道路の宮城県全線開通という大きな流れの中で、ある程度ハード面は私もそろったのかなと。今市長が人材育成の部分で、高校生のマイプロジェクトアワード、今度の日曜日ですかね。朝から30組の方が発表して、午後からその中の10組の人がエントリーしてまたいろいろ発表するということで、やはり人づくりという、それから気仙沼市に対する愛着を持ってもらうという、自分たちが責任を持って考えるいろんなプロジェクトだと思うので、市長も審査員として参加する予定でありますので、高校生の考えをしっかりと発掘していただきたいものだと思います。  あとは、今年私も一年間を振り返りますと、三陸沿岸道はやはり非常に大きいんですけれども、この間、宮古に高速バスで2時間かけて行ってみました。南から来る方を結構ターゲットにしていると思うんですけれども、同僚議員もさっきの一般質問で示しました、やはり北からの誘致という部分では、そういう北に向かってというところも重要なんではないかと思いますが、その辺についてはどのようにお考えでしょうか。 24: ◎議長(菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 25: ◎市長(菅原 茂君) ちょっと回りくどい話をするかもしれませんけれども、これまで毎年毎年その復興感はどうですかというアンケートがあって、宮城県でやりますと、実は気仙沼はずっと低いんですよ。それがそれこそ選挙の直前に出るような状態が毎年続いてきました。一方、その後、5月か6月になると岩手県分が出るんですよ。岩手県分は気仙沼よりまだ復興感が低いという、そういうことなんだなという意味で、仙台からの距離に反比例した形で復興感が出てくるというような状態でありました。  それが、今年、先ほどお話をいただいたように、私も議員の皆さん方もそうだと思いますけれども、市民の皆さんから期待の声がかかったりすることが増えてきたというのは、そういう道がつながってきたというのもすごく大きいんだろうなと受け止めなくてはいけないと思っています。そういう意味で、道そのものにつきましては、やはり南の力が大きいと思います。一方で直接つながることによって、八戸は苫小牧とフェリールートがありますし、八戸は東北の中でも人口があまり減らない、それで水産業も保ちながらほかの産業をしっかりと興したまちであります。そのつながりというものは大事だと思います。  また、昨日御指摘がありました観光の面では、昨日本市が出しているマップの話をしましたが、本来その先を考えなくてはいけなくて、三陸復興国立公園の全体マップみたいなものを本市から仕掛けてもいいので作って、その中で県境がない形でどのインターで降りたらどこに行けるというものをやれば、半分ぐらいは多分解決すると思っております。ジオパーク、潮風トレイルもありますので、三陸道を利用した三陸地方の一体感というものをこの「おかえりモネ」であり「あまちゃん」であり、そういうような余勢を駆って力強く前進させなくてはいけないと思っております。 26: ◎議長(菅原清喜君) 14番村上佳市君。 27: ◎14番(村上佳市君) 分かりました。三陸沿岸といえば三陸沿岸都市会議という三陸沿岸の都市の会議もありますので、その中で気仙沼の立ち位置をしっかりと示していくことが重要かと思うんですが、その部分についてはいかがでしょうか。 28: ◎議長(菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 29: ◎市長(菅原 茂君) 三陸沿岸都市会議につきましては、三陸道が全線開通した後もテーマを考えながら、1回目は三陸道絡みになるかも分かりませんが、テーマを変えながら三陸地域の課題や、また振興についての契機となるような大会をしていこうということになっておりますので、本市も主体的に関わっていきたいと思います。 30: ◎議長(菅原清喜君) 14番村上佳市君。 31: ◎14番(村上佳市君) それでは、次に市バスの関係で質問したいと思うんですけれども。何人かの同僚議員が質問しておりますけれども、災害発生時はバス会社と個別契約なのか、それとも団体と契約なのか分かりませんけれども、しっかりと対応するという回答でございましたが、災害発生時はどこのバス会社さんもいろいろ運転手の確保とか、バスを被災させないためにとかいろいろな対応が必要かと思うんです。その中においても災害時にはそのバスの確保というのはしっかりとなされるのかどうか、その辺をお伺いしたいと思います。 32: ◎議長(菅原清喜君) 財産管理課長伊東秋広君。 33: ◎財産管理課長(伊東秋広君) お答えいたします。  災害時の対応でございますけれども、今後予算化していくということで今まだ契約までは至っておりませんが、イメージとすれば、複数のバス会社と単価契約を結んで、来年度以降、その単価契約の下に各課で個別に契約をしていくというイメージでございます。その契約の中、もしくは特記仕様の中になるかもしれませんけれども、災害対応時のバスの要請ということも織り込みたいと考えております。そういう意味では複数のバス会社と単価契約を結ぶという意味で、一つのところと結んでいるわけではないので、災害時に対応できる会社とそういったことをやっていきたいとは考えております。  実際、今まで市バスを使っての災害対応というのは、私の記憶の中だと、震災のときに食料を大量に買い付けに内陸のほうまで行ったというようなことも確かに記憶にはございました。そういった意味で回数は非常に少ないとは思っておりますけれども、できる限りの対応ということを契約の中等において盛り込みたいと考えております。  以上でございます。 34: ◎議長(菅原清喜君) 14番村上佳市君。 35: ◎14番(村上佳市君) 今、災害時のバスの活動と、東日本大震災、それから台風時にもバスは結構活動して市民の輸送等に使われたと思うんです。例えば東日本大震災のときは大島からの避難民の方を五右衛門ヶ原からヘリコプターで搬送して、そこから市バスを使って各避難所に輸送したという状況もあったと思うんですけれども、そういうところを考えれば、本当に東日本大震災のような震災が来たときに、本当にバスがバス会社から手配できるのか、運転手さんの確保はできるのかというところについては懸念があるんですが、いかがでしょうか。 36: ◎議長(菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 37: ◎市長(菅原 茂君) 仮定の話なのでいろんなことは想像できるんですけれども、本市で今回バスを廃止したときにバスを運転していた運転手さんがいなくなるわけではありませんので、それはそのときの特別な契約を一緒にして結ぶ必要があると思いますけれども、バスがあればお互い保険等のリスクを確認した上で、人がいればバスは動かせると思います。それが本当の大災害時だと思います。それで、対象となるバスの数は何十倍に増えるわけです。そういう意味で、私は今回の契約や全体の何か協定にするか分かりませんが、大きな意味を持つと思っております。 38: ◎議長(菅原清喜君) 14番村上佳市君。 39: ◎14番(村上佳市君) ただ、バスの運転手さんのことでいえば、大型2種を持っていなければ緑ナンバーのバスは多分、それからいろんな規制があると思うので、その時点で運転手さんがすぐ「はい、あなたこれを運転してください」ということにはならないと思うんですが、その辺の懸念はどうなんですかね。 40: ◎議長(菅原清喜君) 財産管理課長伊東秋広君。 41: ◎財産管理課長(伊東秋広君) お答えいたします。  今回廃止するバスについては、財産管理課所管の2台を廃止の方向で考えております。ただ、市ではまだバスがほかにもございます。運転手についてはこのまま財産管理課所属ということになるかどうかは来年度以降の人事の話ですのであれですけれども、市にはいますので、そういったほかのバス等の活用等も念頭に考えていきたいと考えております。 42: ◎議長(菅原清喜君) 14番村上佳市君。 43: ◎14番(村上佳市君) 分かりました。ただ、宝くじ号については、多分補助金をいただいて購入していると思うんですけれども、その辺の今後の取扱いの予定はどうなっていますでしょうか。 44: ◎議長(菅原清喜君) 財産管理課長伊東秋広君。 45: ◎財産管理課長(伊東秋広君) 議員がおっしゃるとおり、宝くじ号については補助等を活用させていただいております。ただ、こちらについても、担当に今確認しておりますけれども、それについては大丈夫だということで考えております。 46: ◎議長(菅原清喜君) 14番村上佳市君。 47: ◎14番(村上佳市君) 大丈夫ということは、金額が決まれば、それは補助金は返却するということでよろしいんですか。 48: ◎議長(菅原清喜君) 財産管理課長伊東秋広君。 49: ◎財産管理課長(伊東秋広君) お答えします。  補助の返還もなしということでの確認をしております。  以上でございます。(「もう一回、すみません」の声あり)  なしです。ないということでございます。 50: ◎議長(菅原清喜君) 14番村上佳市君。 51: ◎14番(村上佳市君) 補助金の返還はないということで分かりました。何回も言うようですけれども、一番はやっぱり災害発生時、それから利用している団体とか関係各課とかからはヒアリングなど、意見調査などはしたんですかね。 52: ◎議長(菅原清喜君) 財産管理課長伊東秋広君。 53: ◎財産管理課長(伊東秋広君) お答えいたします。  こちらについては聞き取りという形で行っておりますし、今年度の予算要求要領の中でバス等については今後委託ということで記載させておりまして、各課からの問合せについてもお話をさせていただいております。また、財政担当課とも話をしており、今回このバス、今自前で持っていると経費としては人件費込みで大体2,000万円ほどかかっておりまして。これを委託に今回返還することによって、同じ回数を使った場合は、まだ契約前で詳細はあれですけれども、約半額以下に経費としてはなるということですので、経費的にも節減になるということで、予算についてはそれに対応できるようにつけてもらうという形で考えております。  以上でございます。 54: ◎議長(菅原清喜君) 14番村上佳市君。 55: ◎14番(村上佳市君) 分かりました。一番はやはり有事の際の対応だと思いますので、その辺の契約内容と、それから今市バスを持っていた場合の状況をしっかりと精査しながら、内容を詰めていただきたいと思います。私とすればやっぱり市の自由に使えるバスは置いておいたほうがいいのではないかと思いますけれども、これ以上はちょっとあれなので、次の質問に、(3)に入ります。  ILCについてですけれども、市長の答弁からもありましたが、この間、民間の方の意識は結構強いように感じました。先ほど国のほうにということなんですけれども、県との動きもしっかりとしていかないとなかなか誘致活動についてはずみがつかないんではないかと思うんですが、その辺はいかがお考えでしょうか。 56: ◎議長(菅原清喜君) ILC推進室長兼震災復興・企画課総合交通政策室長村上政宏君。 57: ◎ILC推進室長兼震災復興・企画課総合交通政策室長(村上政宏君) お答えいたします。  県との動きもということでございますけれども、宮城県・岩手県とILCに関する動向などにつきましては常に共有しながら進めておりますとともに、あとは国へ対する要望などを通じまして、その辺の動きをしっかりしていきたいと考えております。  以上でございます。 58: ◎議長(菅原清喜君) 14番村上佳市君。
    59: ◎14番(村上佳市君) 分かりました。本当に市民の、気仙沼市のポスト復興になり得る事業だと思いますので、しっかりと対応をしていただきたいと思います。  この間のILC講演会の中で、ILCの関連の集積所で、五右衛門ヶ原運動場と片浜地区、あとは朝日町の埠頭、3か所が提案されましたけれども、それについては市ではいろいろ検討なさっていると思うんですけれども、この3か所については市から示したんでしょうか、それとも向こうから来た場所なのか。その辺をお示しいただきたいと思います。 60: ◎議長(菅原清喜君) ILC推進室長村上政宏君。 61: ◎ILC推進室長兼震災復興・企画課総合交通政策室長(村上政宏君) お答えいたします。  ただいまの3か所につきましては、市からこの3か所につきまして可能性があるのではないかということでお示ししたものでございます。  以上でございます。 62: ◎議長(菅原清喜君) 14番村上佳市君。 63: ◎14番(村上佳市君) 分かりました。可能性があるのではないかということで、松岩も片浜も入っているということで、片浜地区の住民の皆さんはこの間名前出たときに、本当に片浜を利用していただけるのかなという思いもあったようなんです。その辺については本当に利用価値をしっかりと定めて進めていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 64: ◎議長(菅原清喜君) ILC推進室長村上政宏君。 65: ◎ILC推進室長兼震災復興・企画課総合交通政策室長(村上政宏君) この3か所の場所でございますが、もちろん片浜も含めまして、現時点では可能性ということでございますので、あとはILC関係の研究者の先生方とその辺のところは調整していくという形になろうかと思います。  以上でございます。 66: ◎議長(菅原清喜君) 14番村上佳市君。 67: ◎14番(村上佳市君) 分かりました。しっかりとした利活用について検討していただきたいと思います。  それから、4番の市政懇談会については、先ほど市長から答弁いただきました。いろいろ各地区の課題を出していただいて、ただ、中には前年と同じ課題が出ていたところがあったんですね。それについては市としての対応がうまくできなくて同じ課題を出してきたのかなという思いもあるんですが、その辺についてはいかがお考えでしょうか。 68: ◎議長(菅原清喜君) 秘書広報課長茂木 笑さん。 69: ◎秘書広報課長(茂木 笑君) お答えいたします。  毎年同じような課題が出ている点については、なかなか解決について難しい点がありまして、その課題は毎年毎年同じく出ているということでこちらは理解をしております。市長の答弁にありましたように、庁内でも横断的に解決に向けて一歩でも進めていきたいと思っております。  以上です。 70: ◎議長(菅原清喜君) 14番村上佳市君。 71: ◎14番(村上佳市君) 年に1回の市政懇談会ですので、皆さんからいろんな意見が出るかと思いますけれども、真摯に受け止めて課題解決に向けてしっかりと取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、それでは2か件目、環境施策に入りたいと思います。  1点目、海洋漂着ごみ等への対応についてお伺いします。  SDGsが叫ばれる中、市内多くの各団体が海洋漂着ごみの回収作業に取り組んでおります。回収作業に参加していただいている多くの市民の皆様に心より感謝申し上げます。市長におかれましても、幾度か参加していただきまして、率先垂範を示していただきありがとうございます。市民参加による回収作業においては、一回の回収量も多くなることが多々あるようです。その都度、循環型社会推進課の皆さんには収集運搬に当たっていただいてありがとうございます。  今後も、海洋漂着ごみの回収作業は継続して行われることと思いますが、効率的なごみ回収を図るため、KAKAXI(カカシ)を活用した海洋漂着ごみ定点観測の導入について、気仙沼市のお考えをお示しください。定点観測を用いて沿岸部のごみ漂着状況(分布やごみ種別)を見える化し、海ごみ削減に取り組む自治体や削減活動団体などにそのデータが提供される仕組みです。  気仙沼市は「海と生きる」を標榜するまちとして、海洋プラスチックごみ削減に積極的に取り組み、海洋プラスチックごみ対策アクション宣言を行っていることからも、KAKAXI(カカシ)による海洋漂着ごみの定点観測について積極的に取り組んでいくことが重要と思われますが、市長のお考えをお示しください。 72: ◎議長(菅原清喜君) 14番村上佳市君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 73: ◎市長(菅原 茂君) 環境施策についてお答えいたします。  海洋漂着ごみ等への対応についてでありますが、本市が海洋プラスチックごみ対策アクション宣言を行ったところ、多くの市民の方の共感・賛同をいただき、海岸清掃活動などに取り組む団体が増えており、心から感謝申し上げます。  本市としても、回収したごみの収集運搬や処理費用の免除のほか、環境保全活動奨励金により海岸清掃活動に対する支援を行っているところであります。  KAKAXI(カカシ)は、気象センサーを搭載した定点カメラで、遠隔地の農地のモニタリングなどに利用されており、海洋漂流ごみの観測への応用も研究されているところであります。本市における漂着ごみの把握とその除去活動に向けた有効性について情報収集し、研究してまいります。 74: ◎議長(菅原清喜君) 14番村上佳市君。 75: ◎14番(村上佳市君) KAKAXI(カカシ)の情報収集をということでございます。気仙沼市は海洋プラスチックごみ対策アクション宣言ということで、2019年の9月4日に宣言を出しております。この中で、「漁業とともに歩み、発展し、『海と生きる』を標榜する気仙沼市は、この問題にいち早く取り組み、海洋プラスチックごみ対策の先進地として全国に取組を広げていく責任があります」と。「このため、各主体が連携協働し、「アクションプラン」を定め、沿岸域でのプラスチックごみの徹底した回収と処理、陸上でのプラスチックごみの削減と流出抑制、プラスチックを利用する人の意識啓発などに責任を持って取り組むことで、海洋に流出するプラスチックごみゼロを目指すことをここに宣言します」と、こういう宣言文がございます。この宣言文に対して、気仙沼市の取組は十分なのかどうか確認しておきたいと思います。 76: ◎議長(菅原清喜君) 市民生活部長小野寺幸恵さん。 77: ◎市民生活部長(小野寺幸恵君) 村上議員にお答えいたします。  海洋プラスチックごみの対策のアクションプランとして宣言をしてから、各部署で取組はおのおのやってはいますが、なかなか横断的に、それと市民を巻き込んでの対策までは行っていないところでございます。今後、各担当課、庁内での横断的な会議を設けまして、今やっていることを進めること、それからそれを外に出していくということでのいろいろな研究を進めているところでございますので、早い段階でいろんな施策を皆さんのところに、市民の方々に広げていけるように努めてまいりたいと思っております。 78: ◎議長(菅原清喜君) 14番村上佳市君。 79: ◎14番(村上佳市君) 分かりました。せっかくアクション宣言ということで、しっかりとして出しております。また、ここの中に「全国に取組を広げていく」という文言もありますので、KAKAXI(カカシ)についても十分検討して、気仙沼市がこういうものを導入したということでぜひ全国に広めていく工夫をしていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 80: ◎議長(菅原清喜君) 市民生活部長小野寺幸恵さん。 81: ◎市民生活部長(小野寺幸恵君) お答えいたします。  先ほど市長からも回答させていただきましたように、KAKAXI(カカシ)に対しても、今いろいろな研究されているところであるということを、こちらでもいろいろ議員からの御意見もありまして調査研究をさせていただきまして、情報を収集しながら、気仙沼市としてどう利用できるかとか、有効性について研究してまいりたいと思います。 82: ◎議長(菅原清喜君) 14番村上佳市君。 83: ◎14番(村上佳市君) ぜひ、このアクション宣言を着実に履行するためにも、積極的に取り組んでいただきたいと思います。また、海洋プラスチックごみは沿岸に漂着する部分だけでなくて、養殖場にも結構入り込んでいる部分があると思うんです。そういう部分の回収についても市は積極的に取り組むべきと思うんですが、いかがでしょうか。 84: ◎議長(菅原清喜君) 水産課長川村貴史君。 85: ◎水産課長(川村貴史君) お答えいたします。  漁場ですとか、あるいは漁港に漂着、養殖施設に漂流している分も含めてなんですけれども、漁業者さんの協力を得ながら、前の年に回収したものを次の年に処分するというようなサイクルで実際に取り組んでいます。ただ、なかなか漁業者の手は限られておりますので、そこも十分ではないかもしれませんが、こういったところを着実に今後も行ってまいりたいと思います。  以上です。 86: ◎議長(菅原清喜君) 14番村上佳市君。 87: ◎14番(村上佳市君) 分かりました。あとは、清港会さんの船を活用するということも必要だと思いますので、ぜひその辺も御検討お願いしたいと思うんですが、いかがでしょうか。 88: ◎議長(菅原清喜君) 市民生活部参事兼循環型社会推進課長吉田喜美夫君。 89: ◎市民生活部参事兼循環型社会推進課長(吉田喜美夫君) お答えいたします。  ただいま議員から御提言がありました清港会の船を使ったというものにつきましては、検討させていただきたいと思います。 90: ◎議長(菅原清喜君) 14番村上佳市君。 91: ◎14番(村上佳市君) 検討ということでございますが、ぜひ前向きに考えていただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、3か件目に入ります。3か件目、気仙沼圏域の医療体制の維持、向上に向けた取組について。  1点目、気仙沼市医師会附属准看護学校入学生募集停止と第二次救急医療施設の閉院における医療体制への影響と今後の対応についてお伺いします。  初めに、長年にわたり気仙沼圏域の医療体制に大きく貢献していただいております気仙沼市医師会様、そして入学生の募集停止を決断した気仙沼市医師会准看護学校、閉院する第二次救急医療施設の関係者の皆様に改めて感謝と敬意の意を申し上げます。  11月に入り、気仙沼市で多くの医療従事者を輩出した気仙沼市医師会准看護学校入学生募集停止及び二次救急病院の閉院についての報道があり、多くの市民の皆様が突然の報道に驚きを禁じ得なかったことと思います。  両施設とも、気仙沼圏域の医療体制に大きな貢献をしてきた施設であり、今後の気仙沼圏域の医療体制に大きな影響を与えることが必至と思われます。今まで両施設が担ってきた役割をどのように補完していくのか、気仙沼市のお考えをお示しください。  2点目、ドクターヘリの導入効果及び利用頻度の状況と今後の課題等についてお伺いいたします。  平成28年10月末から宮城県においてもドクターヘリが導入され、県内全域をカバーし、救命救急医療の向上が図られているところであります。ドクターヘリの導入から5年が経過しましたが、導入効果や利用頻度の状況についてお示しください。  また、この間において、ドクターヘリに対する課題についてもあったかと思います。今後の気仙沼圏域の救命救急医療の向上に資するため、運用上の課題と精査が十分に行われることが重要と思われますが、いかがでしょうか。市長のお考えをお示しください。 92: ◎議長(菅原清喜君) 14番村上佳市君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 93: ◎市長(菅原 茂君) 気仙沼圏域の医療体制の維持、向上に向けた取組についてお答えいたします。  気仙沼市医師会附属准看護学校の入学生の募集停止による影響についてでありますが、看護職を目指す学生にとって学びの場が限られるだけでなく、これまで市内をはじめとする医療、介護・福祉分野に多くの看護人材を輩出していた人材供給の源がなくなることとなり、地域医療を支える看護職の確保が一層厳しい状況になるものと捉えております。  本市では、これまで医師会に対し、高等看護学校、准看護学校両校の運営支援として、補助金の交付のほか、昨年度より新たに准看護学校の学生を対象とした奨学金貸付け事業、市内に勤務する看護職を対象とした奨学金返還支援補助金交付などにより、地域で働く看護人材を育てる取組を進めてきたところであります。  また、市立病院附属看護専門学校においては、全ての地元高校や医師会准看護学校に推薦枠を設けるほか、奨学金制度、奨学金返還金補助制度などにより、地域で働く看護師を地域で育てる取組を進めておりますが、少子化や職業選択の多様化などによる受験生の減少が続いており、学生の確保とともに、病院事業局に勤務する看護師の確保にも苦慮している状況にあります。  これまで、看護師をはじめとする医療人材の確保対策については、医師会や介護等関係機関と意見交換を重ねてまいりましたが、今後一層連携を強めてまいります。  次に、二次救急医療を担う猪苗代病院の閉院については、市立病院及び南三陸病院の救急医療に幾分の負担が生ずるものと考えております。  しかし、近年の人口減少に伴い、救急搬送件数も減少傾向にあり、消防本部の統計によると、平成27年の3,069件に比べ、令和2年には2,721件で約11%減少しているほか、二次救急医療を担う3病院の中では、市立病院と南三陸病院は毎日が当番であり、一方、猪苗代病院はおおむね週1回程度の当番で、受入れは3病院総数全体の2%程度であったことから、両病院の負担増は限定的と考えております。  また、当地域で猪苗代病院のみが担ってこられた形成外科については、受診患者が引き続き当地域で診療が受けられるよう、東北大学と市立病院が協議し、12月から非常勤医師の派遣を受け、週に2日間の外来診療及び手術を行っているところであります。  なお、当地域における病床数の減少、その他の診療についても、救急医療同様、市民への影響が最小限となるよう、市医師会はじめ関係機関と連携を密にし、地域医療の安定的な提供に努めてまいります。  次に、ドクターヘリの導入効果及び利用頻度の状況と課題についてでありますが、宮城県ドクターヘリは、東北大学附属病院と仙台医療センターを基地病院として、平成28年10月から運航を開始し、県内で発生した事故や急病などで重篤な症状の傷病者に対し、早期に医療提供できる体制に寄与しております。本市においては、ドクターヘリと救急車が合流するランデブーポイントを36か所登録し、ドクターヘリの効果的な活用が可能な環境整備をしているところであります。  運航実績については、気仙沼消防本部によると、運航開始から本年10月末までの1,830日間のうち、県内の出動回数は延べ1,390回、そのうち本市は県内でも一番多く144回出動していただいております。  導入効果については、ヘリの運航により大幅に搬送時間が短縮され、高度な医療を速やかに受けることが可能となるほか、医師と看護師の搭乗により、救急患者に対し早期治療を始められることから、救命率向上や後遺症の軽減につながっております。  ドクターヘリは順調に運航しておりますが、課題としては、ドクターヘリの運航に要する時間短縮を図ることが挙げられます。消防機関は119番通報の内容により、必要と判断すれば、救急隊員が現場に到着する前にドクターヘリの出動を要請することがあります。また、ドクターヘリを迎える場合は、ランデブーポイントに消防隊員が先行して向かい、駐車車両の移動要請や粉じん対策としての散水等を行うことになります。  119番通報時の詳細な内容伝達や安全で円滑な離着陸環境の確保など、いずれも市民の皆様の協力が必要となりますので、周知等に努めてまいります。 94: ◎議長(菅原清喜君) 14番村上佳市君。 95: ◎14番(村上佳市君) 分かりました。ここで1点だけ確認しておきたいと思うんですが、これから気仙沼市立病院附属看護専門学校の負担が結構大きくなると思うんですけれども、その部分で定員の見直しについては、例えば医療人材を多く育てるための定員の増とかそういうことを具体的に考えているかどうか。その辺の確認だけしておきたいと思います。 96: ◎議長(菅原清喜君) 病院事業局経営管理部長菅原正浩君。 97: ◎病院事業局経営管理部長(菅原正浩君) 村上議員の御質問にお答えいたします。  医師会の高等看護学校等の閉校等を踏まえまして、当院の中でも様々なことは検討をいたしました。いたしましたが、先ほどお話ししておりますとおり、少子化及び職業選択の範囲が拡大される中で、そもそも看護師になろうと思う方々が少なくなっている中で、当院が看護師の枠を広げても、それに募集というものはなかなか難しいんではないのかと。それよりも、現在の40人という定員の中で、地域で働く看護師を地域で育てるというのが当病院事業の管理者が常に言っている言葉ですので、それをどう実践していこうか考えようということになってございます。 98: ◎議長(菅原清喜君) 14番村上佳市君。 99: ◎14番(村上佳市君) それでは、4か件目に入ります。教育施策についてお伺いいたします。  1点目、各地の教育施設、保育施設や通学路等で多発している事件・事故等を受けての市の対応策等についてお伺いいたします。  日本全国はもとより宮城県、近くでは登米市においても保育所への侵入、殺人未遂事件など、幼児や児童・生徒を巻き込んだ事件や通学路等における交通事故の多発など、事件・事故が多発している状況の中において、気仙沼市としてどのような対策等を講じているのかお示しください。  一方で、防犯対策など各施設で対応した場合、職員などに過重な負担がかかり、本来の業務に影響が出かねない状況が想定されます。防犯カメラの設置や防犯グッズの充実などを図り、児童・生徒の安全・安心を確保することが重要と思われます。  また、通学路等の危険箇所について、子供たちが交通事故や犯罪等に巻き込まれないよう、安全対策に向けた情報などを関係する部署でしっかりと共有し、安全対策を構築することが重要と思いますが、いかがでしょうか。市長のお考えをお示しください。  2点目、今年の6月定例会で一般質問した、児童・生徒の視力低下等の現状把握と今後の対応策について、その後の取組状況等についてお伺いいたします。  地元紙や大手中央紙などで取り上げられた気仙沼市の児童・生徒の視力低下に関する調査の結果は、児童・生徒へ視力低下対策への取組が喫緊の課題であったと思いますが、気仙沼市としてのその後の対応についてお示しください。  視力低下対策として、3つの20について提言しましたが、教育委員会としての取組状況について改めてお示しください。  学校独自で啓蒙した結果、視力の改善が図られた児童・生徒も確認されており、市全体として視力回復に取り組むことが喫緊の課題であると思います。改めて市の取組についてお伺いいたします。 100: ◎議長(菅原清喜君) 14番村上佳市君の質問に対し、当局の答弁を求めます。教育長小山 淳君。 101: ◎教育長(小山 淳君) 村上佳市議員の質問にお答えいたします。  教育施策についてでありますが、多発している事件・事故等を受けての対応策等については、学校施設は完全には閉鎖しにくい状態にあり、施錠によって校地内への外部者の侵入を防ぐことは難しいため、児童・生徒の登校後は昇降口を原則として施錠し、校舎内への侵入を防ぐ対策を取っております。  ソフト面での対策としては、これまでも各学校の安全防災マニュアルに従い、気仙沼警察署生活安全課の協力・指導の下、「防犯避難訓練」(不審者対応)や「防犯教室」を実施し、児童・生徒に身を守る方法などを学ばせており、安全教育を進めてまいりました。  登米市の事件後は、改めて安全防災マニュアルの点検を行い、教職員間での不審者侵入時のそれぞれの役割を確認し、児童・生徒の安全確保に努めております。また、休み時間に校庭を使用する際には教職員がついて児童・生徒の見守りを行うほか、校舎内においても教職員が教室や廊下を見回るなどの対策を取っております。  通学路等における交通事故防止策については、例年秋に実施していた合同点検を、次年度からは危険箇所への早期対策に向け、6月までに実施するよう改善いたします。  今後も、関係する機関と連携しながら、児童・生徒の安全確保に努めるとともに、日頃から授業や日常生活の中で安全教育を進めてまいります。  防犯カメラの設置については、不審者等の侵入を抑止する一定の効果があり、セキュリティー強化につながると考える一方で、児童・生徒の行動を記録し監視することにつながるおそれがあること、学校施設の特性等からソフト面を徹底した上で、さらに必要性について検討してまいります。  次に、児童・生徒の視力低下等への6月議会後の取組状況についてでありますが……
    102: ◎議長(菅原清喜君) 教育長、すみません、時間ですのでお座りください。(「はい」の声あり)  これにて14番村上佳市君の質問を終わります。  議場の換気を行うため、暫時休憩いたします。  再開を午前11時10分といたします。      午前11時02分  休 憩 ───────────────────────────────────────────      午前11時10分  再 開 103: ◎議長(菅原清喜君) 再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  御報告いたします。18番高橋清男君から早退の届出がありましたので御報告いたします。  次に、「米価下落に伴う農家支援について」外3か件、6番及川善賢君の質問を行います。6番及川善賢君。 104: ◎6番(及川善賢君) おはようございます。新風の会の及川善賢です。  菅原議長のお許しを得て、一般質問に臨みます。  師走、12月議会、今年も終わろうとしていますが、今年の漢字は「金」ということが発表になりました。振り返ると、東京オリンピック・パラリンピックはコロナ禍の中ではありましたが、多くの関係者の方々の知恵と最大限の努力で成功いたしました。本当にスポーツはいいもんだなと、すばらしいなと思いました。  中でも私は、パラリンピックの10代の少女が水泳で手と足、体全体を一生懸命動かしゴールする姿は一生忘れることができません。あの一生懸命さを思い出すとき、少々のことは頑張らねばという勇気さえももらえます。その気持ちで一般質問に臨みます。  最後に、気仙沼市に復興気仙沼トライアスロン大会誘致をという提言をしたいと思いますので、よろしくお願いします。  まずは、米価の下落に伴う農家支援について質問いたします。  (1)今年の米農家に支払う概算金が大幅に下落しました。各市町村に農業団体より10月下旬頃から米価下落に伴う要望が上がり、いち早く富谷市が10月22日に10アール当たり1万円、南三陸町は12月に30アール以上が対象ですけれども8,000円を支給する方針を決めました。  1)県内の支給決定状況をどう見ているのかと。  2)宮城県産米は業務用として約4割使用されていますが、コロナの影響により県内も米価の下落となっているようです。当地方は「南三陸米」をブランド米としていますが、どのような状況になっているのか質問します。  3)市内には約1,000戸の米生産者がおり、約500ヘクタールの水田があります。県や新みやぎ農協の支援も発表になっている中、市としてはどのように支援をしようとしているのか質問いたします。 105: ◎議長(菅原清喜君) 6番及川善賢君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 106: ◎市長(菅原 茂君) 及川善賢議員の質問にお答えいたします。  米価下落に伴う農家支援についてでありますが、県内の支給決定状況については、富谷市を皮切りに新聞等で発表され、県内沿岸部の極端に水田が少ない2市町を除くほとんどの市町村で10アール当たり1万円から2,000円と、交付単価の違いはあるものの何らかの支援を検討しているとの情報を確認しております。  県内市町村における交付単価の傾向としまして、本市の水田耕作総面積が約500ヘクタールに対して、面積が少ない市町村では10アール当たり8,000円から1万円の交付単価となっており、水田耕作面積が本市と同程度以上の市町村では10アール当たり交付単価が4,000円から5,000円で設定している市町村が多い状況にあります。  交付単価のほかにも、販売していない自家消費分の控除や交付対象下限面積の設定なども市町村ごとに違いはありますが、主食用米に係る次期作支援という目的はどこの市町村でも同様の考え方となっております。  次に、「南三陸米」の状況についてでありますが、当管内である宮城県東部の令和3年産米の作況指数は101であり、平年並みとなっております。  また、南三陸米の流通状況については、基本的には管内の一般家庭や飲食店において消費している状況で、加工用米としては流通していないことを確認しております。  南三陸米の販売単価については、前年と比較し、令和3年産米のJAから農家へ支払われる概算金が約2割下落しているのに対し、小売での流通価格は約1割の下落となっていることを確認しております。  南三陸米は、これまで主に管内での消費となっておりましたが、新型コロナウイルスの影響も終息に向かっている状況を踏まえ、今後も機会を捉えて市外へのアピールを進めてまいりたいと考えております。  次に、本市における米価下落対策支援についてでありますが、先月公表されました宮城県独自の支援内容は、米の消費拡大を推進するとともに、主食用米から飼料用米やその他の野菜などへの転換を推進するものでありました。  これまで、有効な支援を行うため、宮城県と県内市町村の動向を注視しながら関係機関と情報を共有し検討を重ねてまいりましたが、本市においても県内他市町村と同様に主食用米の次期作付を目的とした支援をすることとし、議会最終日に補正予算案として追加提案する予定としております。 107: ◎議長(菅原清喜君) 6番及川善賢君。 108: ◎6番(及川善賢君) 追加提案ということで知らされました。まず、米の下落は国の政策が悪いとしか言いようありませんけれども、例えば米、収入ですね。10アール当たり500キログラム取れたとして30キログラム袋で17袋、概算金5,000円として8万5,000円ぐらいにしかなりません。これ、農家している人たちは分かりますけれども、稲を植えてすぐ収穫ということはできません。まずロータリーで耕うんすると、代かきをすると、畔塗りをすると。育苗箱を買ってきて田植をすると。稲刈り、コンバイン、そして乾燥、もみすり、そうすると大体8万円です。そのほかに農薬代、肥料代、草刈り、水回りとか。農薬代も無農薬ということもありますけれども、除草剤、殺虫剤、殺菌剤、病気の薬ですね。これを10アール当たり少しずつ入れると約1万円ぐらいと。ひとめぼれ肥料、肥料も入れなくてはいけません。そうすると8万5,000円の収入に対して十二、三万円ぐらいかかるというのが今の農家の現状であります。  補正に出てくるというんですけれども、昨日、市長も一生懸命テレビに出ていたようで、12月24日にすぐ対応すると見ました。市長は海のこともすぐやるし、昨日のテレビのこともすぐやるんだけど、この農業関係のいろんな情報を手に入れて、最終的に気仙沼市としていい方向でプラスアルファで補正が来ると思うんですけれども、どうなんでしょうか。少し遅かったんではないでしょうか。 109: ◎議長(菅原清喜君) 農林課長高舘典生君。 110: ◎農林課長(高舘典生君) お答えいたします。  本市といたしましては、今回の米価下落が新型コロナウイルスを起因とすることから、地方創生交付金の活用を検討してまいりましたが、県が行う支援策の内容や他自治体の支援状況が見えてきた中で、本市の状況に合わせ、必要な支援を現在の配付分の地方創生交付金の枠内での予算化が可能であることが確認できたことから、今議会での追加提案をするものでございます。結果として、農業者の皆様には周知が遅くなり、御心配をおかけいたしました。大変その部分については申し訳ないと考えております。 111: ◎議長(菅原清喜君) 6番及川善賢君。 112: ◎6番(及川善賢君) 課長の申し訳ないということで何ぼか救われたんですけれども、農林業の議員連盟でも11月11日に市長と懇談しました。その成果が少し遅れたのかなと。まず、補正予算の内容を見ながら質問するかもしれません。この1点目は終了したいと思います。  2点目に行きます。大項目の2点目であります。高齢者等の交通機関の確保について質問いたします。  これまで数多くの議員が一般質問において、交通政策について質問、提言してきましたが、市民、特に高齢者の方々に利用され喜ばれているのか質問します。  1)市内循環バス等の状況について。  2)BRTの利用状況について。  3)防災集団移転者や災害公営住宅の公共交通の状況は、市民から満足をいただいているのですかと。  (2)です。デマンド交通、乗合タクシーの検討は進められているのかと。  そして、この(3)、(4)を強く言いたいと思います。これは2019年、6年前の12月議会で市民バスの導入ということで私も質問してあります。こういう提言をしたんだけれども、かなわなかったのかなと思いました。  (3)バス停の「オーナー制度」をつくり、協力金を募り、待合ベンチ整備や本数を増やせないかと。  (4)高齢者に対して、タクシー券の補助が出せないのかという質問であります。 113: ◎議長(菅原清喜君) 6番及川善賢君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 114: ◎市長(菅原 茂君) 高齢者等の交通機関の確保についてお答えいたします。  市内循環バスの状況についてでありますが、平成30年11月の本格導入から1年間は、1日平均100名以上の利用者数で推移しておりましたが、昨年来、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、本年8月には1日平均約56名まで利用が落ち込む状況となりました。その後、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いてきたこともあり、先月は1日平均約73名まで利用が回復しております。これは、市内を運行する路線バスや乗合タクシーも同様の傾向であります。  停留所ごとの利用状況では、市立病院バス停での乗降が最も多く、全体の2割程度を占めており、路線バスや乗合タクシーも含め、通院のための交通手段として一定の役割を果たしているものと考えております。  次に、BRTの利用状況についてでありますが、現在、市内には気仙沼線BRTに14駅、大船渡線BRTに5駅が設置されており、令和4年春には、気仙沼線BRTに2駅、大船渡線BRTに1駅が新たに設置される予定となっております。  JRが取りまとめているBRT駅別乗車人員によると、令和2年度の市内BRT18駅の1日平均の乗車人員は合計782人となっており、高校生の通学利用が多いと伺っております。  なお、BRTの車両は、高齢者等の方々にとって乗降しやすいよう全てノンステップバスを使用しており、好評をいただいております。  次に、防集団地及び災害公営住宅の公共交通についてでありますが、これまで市営牧沢住宅や大浦地区防集団地に路線バスを延伸したほか、市内循環バスの運行に当たっては、市営内の脇住宅、市営幸町住宅を経由することとし、併せて、乗合タクシーを小泉町地区防集団地、赤岩杉の沢地区防集団地経由とするなど、効率的かつ利便性に配慮した路線になるよう努めており、それぞれの路線において一定の利用をいただいております。  一方で、バスが通れない等の理由から路線を設置できていない場所もあり、現在、その対策について関係者と意見交換を進めているところであります。  次に、デマンド交通、乗合タクシーの検討についてでありますが、路線バス等の利用者の減少から、運行維持に係る市の負担が年々増加しており、既存のバス路線のデマンド化や乗合タクシー化を図りながら、公共交通の確保に努めていく必要があると考えております。  デマンド交通については、本市に適した運行形態に関して交通事業者等と話合いを進めているところでありますが、現在集計中の次期、市総合交通計画に係る市民アンケートにおいて、その手法について伺っておりますことから、その結果も参考にしてまいります。  また、乗合タクシーについては、バス利用者の少ない路線からの移行の可能性についてミヤコーバスに相談している状況であります。  次に、バス停の「オーナー制度」についてでありますが、本制度は、路線バス等の沿線周辺で事業を営む商業施設、医療施設及び金融機関など市民生活の利便性が図れ、かつ誘客等が期待できる企業等にバス停の設置及び広告の掲出を条件に資金協力をお願いする制度と認識しております。なお、本市においてそのような条件が整うケースがあるか、研究してまいります。  次に、高齢者に対するタクシー券の補助についてでありますが、高齢者が安心して暮らすことができる社会を実現するために、買物や通院などの日常生活を支える移動手段を確保することは重要な施策の一つであると考えております。  御提案のタクシー券補助については、実施している自治体もありますが、行政負担が大きく課題になっていると伺っております。このことから、これまで本市は路線バスや乗合タクシーについて、既存路線の見直しを進めるとともに、乗り降りしやすいノンステップバス等の導入を促進するなどの対応を図ってきたところであります。  しかし、本市の地形や居住エリアを考えると、望まれる機能の全てを路線バスなどで満たすことは難しいことから、デマンド交通の検討を進めるとともに、路線バスなどの利用が難しい高齢者等の移動支援について、財政状況や他市町村の事例を参考にさらに研究してまいります。 115: ◎議長(菅原清喜君) 6番及川善賢君。 116: ◎6番(及川善賢君) 市内の巡回バス、市立病院のオープンとともに時計回りとか反時計回りが動いているんですけれども、まず、利用するのは運転免許証のない方、それから高齢者が多いわけです。私がもし高齢者でしたら何に利用するかというと、病院と買物と郵便局というか銀行ですね。車がある人は銀行でも何でも行けるんです。この巡回バスのルートを見ると、確かに市内を満遍なく一周回っているように思えますけれども、市立病院だけしか行く目当てがないような気がします。銀行もあるか。  私はイオンバスのほうが人がたくさん乗っているような気がします、無料だから。私はこのルートに、例えば買物するのに不便だから、イオンとかそういうルートをつけるべきではないのかなと。これはアンケートを取って見直しかけたほうがいいんでないかな、高齢者の立場になって。車を運転する人はいいんですよ。本当に運転しない年寄りになってみたら、どこに行きたいかと。買物、病院、郵便局です。ぜひ、ルートの検討をしていただきたい。何年かやっていろいろ反省点が出ると思うんですけれども、いかがでしょうか。そういう市民の声が出ていないでしょうか。買物に行くのにイオン、そして、イオンであれば、さっきバスの名称を例えばイオン気仙沼ショッピングセンターだっけかな、そういう名前にすると。その名前を売る代わりに協力金をいただくとか、私は結構やっている自治体があるので成功すると思いますね。いかがでしょうか。 117: ◎議長(菅原清喜君) 総合交通政策室長村上政宏君。 118: ◎ILC推進室長兼震災復興・企画課総合交通政策室長(村上政宏君) お答えいたします。  循環バスのルートについてでございますけれども、ただいまお話のありました例えばイオンとかにつなげてルートを見直していく必要がある。それは、高齢者の方の利用が多く、病院とか買物などで使っているということでございます。ルートにつきましては、確かに今回の市政懇談会などにおきましてもお話をいただいているところでありまして、現在運行を委託しております運行事業者ともルートの変更などができるかどうかの相談などを今しているところでございます。具体的に循環バスのルートについては見直しをどのような形でできるか考えていきたいと思っているところでございます。  以上でございます。 119: ◎議長(菅原清喜君) 6番及川善賢君。 120: ◎6番(及川善賢君) ぜひ見直しをかけてください。そして、バス停の名前を、若者が分かるバス停も必要ですけれども、お年寄りがぴんとくるようなバス停がいいんではないかと思います。例えば保健所前ではなく、あそこは新鮮館前とかね。あと不動の沢の利用率はどうなんですかね。私はJA菜果好前とかね、お年寄りが行きそうなところをバス停にしたほうがいい。内の脇でなくて、この頃は南気仙沼内科病院というやつができたから、南気仙沼内科病院前ということで協力をもらう。あとは南町ではなく、あそこはプラザホテル前とかね。そうすると、観光面とか市内の店のPRにもなるんではないかと思います。いかがでしょうか。 121: ◎議長(菅原清喜君) 総合交通政策室長村上政宏君。 122: ◎ILC推進室長兼震災復興・企画課総合交通政策室長(村上政宏君) お答えいたします。  バス停の名称でございます。確かに名称から停留所の位置が分からないために、どこで降りたらよいのか分からないというような状況は、やはりこれは改善していく必要があるのかと考えているところでございます。平成29年に停留所の名称を変更したという経緯がございますけれども、再度運行事業者とか利用者の皆さんとかとも相談して、停留所の位置が少し分かりにくいような停留所につきましては、名称変更に努めていきたいという形で考えております。  以上でございます。 123: ◎議長(菅原清喜君) 6番及川善賢君。 124: ◎6番(及川善賢君) ぜひ。それから、職員が実際に乗ってみないと分からないです。私もいろいろ小泉地区民に、このバスに乗って本吉総合体育館前で降りて買物に行ってみろと。その間に車がすぐUターンしてきて、買物が10分だか15分しかできないんですよ。走って買物に行ってすぐ戻ってきて、これは現場で実際に体験しないと分からないことが多々あります。それは変更してもらったんですけれども、今言ったとおり、本吉総合体育館前よりもお年寄りが利用するなら、あそこは本吉マイヤかな、津谷マイヤかな、そういう店の名前のほうがぴんとくるような気がします。  それと一緒に、次は小泉小学校の統合を言うんですけれども、あまり乗っていない小泉周りの車、何人ぐらい乗っているのかな、がらがらです。そうしたら、子供たちを無料で乗せてもいいんではないかなと。そうすると、体育館に行ったり、はまなすホールに行ったり、本吉の図書館に行ったり、小学生・中学生無料で試験的にできないかなと。補助事業が違うから乗せられないとかいろいろありますけれども、その間に統合したらスクールバスを出したり、スクールバスに遅れたらそのバスに無料だから乗って帰ると。もう小泉地区と津谷地区を一緒に考えてほしいなと。どんどん津谷中心だと、はまなすホール、図書館、全部そっちが立派です。そうすると小泉の子供たち、今小学校四十何人しかいないですけれども、無料で津谷地区と小泉地区を行ったり来たり、夏休み、冬休み、春休み、やれる可能性があると思うんですけれども、いかがでしょうか。 125: ◎議長(菅原清喜君) 総合交通政策室長村上政宏君。 126: ◎ILC推進室長兼震災復興・企画課総合交通政策室長(村上政宏君) お答えいたします。  まず、その小泉地区のバスの利用の状況でございますけれども、小泉地区を運行している路線は、乗合タクシーの本吉三陸線という形になります。本吉総合支所と歌生の間を平日の3.5往復運行しているような形になっております。利用状況でございますけれども、令和元年度が4,672人、令和2年度が3,040人と、コロナの関係もありまして減少傾向でございます。直近の11月では月延べ214人の方から利用いただいておりまして、1日当たりの平均乗車人員にすると大体10人ぐらいの方かなという形になっております。  そして、その無料で試験的にという部分でございますけれども、そのあたりのことにつきましては、実際にそのような形のものができるかどうか、そのあたりは少し考えたいと思います。 127: ◎議長(菅原清喜君) 6番及川善賢君。 128: ◎6番(及川善賢君) ぜひ、いい方向で、いろんな方向から研究してください。子供たちの無料化、いつでも津谷地区に行けるような状況で。本数は大したことないんですけれどもね。  それから、それで救えないのが小泉地区のバス停から遠い人、川内地区、馬籠地区、バス停まで遠い人です。やっぱり高齢者に対して少しタクシー券、何割タクシー券になるか分かりませんけれども、これはタクシー券を買ってカバーしないといけない地区が多々あると思います。例えばそれをクリアするためには、その方たちにマイナンバーカードを申請してもらうとか、75歳以上の方が何人いるとか、それから運転免許証を返納した人たちに何人ぐらい希望者がいるかなと。  そうすると、運転免許を持っているということは、お年寄りたちは車の維持費がかかるんですよ。なかなか大変な生活をしている人たちもいます。車がないと買物に行けない、病院に行けないと。その人たちを安心させるために、免許を返還させても何とかこのタクシー券を使って病院、買物等に行かせたいと思って提案しました。ぜひ、この人たちを救うためにも、アンケートを取って、そして時間がないからですけれども、こういうことを震災後、気仙沼市は高齢者を考えて交通網がすばらしいというまちになって、全国から視察が来るようなレベルまでできないでしょうか。震災後、復旧したんだけれども、気仙沼市はお年寄り、高齢者のためにこれぐらいの交通網をつくったということができれば幸いですけれども、いかがでしょうか。 129: ◎議長(菅原清喜君) 総合交通政策室長村上政宏君。 130: ◎ILC推進室長兼震災復興・企画課総合交通政策室長(村上政宏君) タクシー券の補助の関係でございますけれども、市長答弁と重複する形にはなりますけれども、高齢者の方などの移動困難者が安心して暮らせるように、買物とか通院、そういった日常生活を支える移動手段を確保するというのは、やはりそれは重要なことだと思います。  まず、御質問の中にマイナンバーカードを活用してというようなお話もございました。これらにつきましては、高齢者などの移動困難者へタクシー運賃補助をマイナンバーカードを活用して行っている自治体もあるようでございますので、そのあたりの自治体の先行事例などを参考にしながら、財政状況も踏まえながら実施の可能性については引き続き検討していきたいと考えている次第でございます。よろしくお願いします。 131: ◎議長(菅原清喜君) 6番及川善賢君。 132: ◎6番(及川善賢君) いや、それでは担当者頑張ってください。市長はやる気満々ですから、あと担当者次第です。とにかく視察が来るぐらいの交通網を立派にやると。そして、高齢者はとにかく車の維持費がかかっているんですよ。免許も危ない危ない、本当に。うちのばあさんたちもそれなりの年齢になって、車がないと病院に行けないとか、買物に行けないと言っていますけれどもね。そのためにもよろしくお願いしたいと思います。  次に、小泉小学校、津谷小学校の統合についてです。  この学校の統合については、私も10年ぐらいはずっとやっていますけれども、地元の小泉小学校のことも考えなくてはいけない時期に入りました。  (1)統合対象校において説明会が開催されていますが、どのような状況で、これからどのように進めていくのか質問します。  1)第3段階の状況について。  (2)小泉小、津谷小の説明会の状況について。  1)要望事項のまとめ方について。
     2)準備委員会の決定事項の重要性について。  (3)統合後の跡地利用も一緒に進めなければならないと思うが、どうでしょうか。  (4)第4段階、第5段階を考えているとすれば、いつ発表するのか質問します。 133: ◎議長(菅原清喜君) 6番及川善賢君の質問に対し、当局の答弁を求めます。教育長小山 淳君。 134: ◎教育長(小山 淳君) 及川善賢議員の質問にお答えいたします。  小泉小、津谷小の統合についてでありますが、第3段階の統合対象校における説明会の開催状況については、中井小学校で4回、唐桑小学校で1回、大島小学校で3回、鹿折小学校で1回、小泉小学校で4回、津谷小学校で2回、条南中学校で5回、気仙沼中学校で3回、大谷中学校で1回、階上中学校で2回、合計26回であります。  今後も、これらの学校において、保護者や地域の皆様から統合への御理解をいただけるよう丁寧に説明してまいります。  次に、小泉小、津谷小の説明会の状況についてでありますが、要望事項のまとめ方については、両校における均等な説明会等の開催は難しいものと考えておりますが、出された意見、要望についてはPTAの御協力等をいただきながら、情報の共有に努めているところであります。  統合準備会での重要事項の決定については、議会で統合の議決をいただいた後に組織される統合準備会で検討してまいります。検討内容により、統合準備会委員だけで決めることができない等の御意見が多く出されれば、地域の意見を聞く等、その決め方についても統合準備会で検討してまいります。  次に、統合後の跡地利用についてでありますが、これまで跡施設の利活用については、記念碑建立などの閉校関連事業や統合先への備品の移動が完了する、おおむね1年経過後より利活用に向け検討を本格化してまいりました。  保護者や地域の皆様の御要望によっては、統合準備会と並行しながら利活用に向けた検討をスタートさせたいと考えております。また、活用に当たっては、地域の意向などに十分配慮し、よりよい利活用となるよう地域の皆様と協議しながら進めてまいります。  なお、令和4年4月に統合する大島中学校施設の利活用については、地域の思いを受け、統合を待たず、大島地区振興協議会との相談を始めたところであります。  次に、第3段階後の学校統合についてでありますが、児童・生徒の推移見通しから、現計画の先に適正規模を主眼とした市全体に及ぶ学校統合方針を考えるべき状況が近づいてきているものと認識しております。現在進めている第3段階の説明会・懇談会をさらに進め、可能な限り統合を実現した上で状況を見極め、新たな学校統合方針を検討する考えであります。  また、新たな方針策定に当たっては、市全域を対象とする小学校の適正な配置の在り方や中学校における適正規模実現のための大くくり化等、検討すべき事項は多岐にわたり、決定するまでには相当の議論を要します。まずは、現計画に基づく保護者の皆様、地域の皆様への説明、懇談会を実施して、統合への御理解を得られるよう全力を尽くしてまいります。 135: ◎議長(菅原清喜君) 6番及川善賢君。 136: ◎6番(及川善賢君) この統合については、去年の9月に私、一般質問しました。そのときも言いましたけれども、平成14年から平成29年度、15年余りで全国で廃校になったのが7,500校余りだと。そうすると、今年の5月1日、宮城県で小学校は7つ減って374校、中学校は2つ減って200校。これを全国に当てはめると、もう8,000校ぐらいの学校が廃校になったのかなと想像してしまいます。北海道が一番多くて760校、北海道は広いですからね。それから、2番目に東京であります。東京も人がたくさんいるかなと思ったけれども、統合の数が東京は第2番目だと。地下鉄から何から交通の便がいいから、どんどん統合していったのかなと思いましたけれども。  それで、私も小泉小学校の統合の説明会に行ってきました。かなり厳しいことも言われました。津谷小学校の現在の校舎について心配と、小泉の地域の在り方が心配と。それから、本吉小学校、例えば私の場合は気仙沼第一小学校ということで進めたいなと。私は本吉という感覚がまだあるんですけれども、もう合併して十二、三年だから、二十歳頃の人たちはもう気仙沼市という頭になっているんですね。気仙沼第一小学校という名前、その名前の変更さえも、統合準備委員会で十何人かで名前さえ決められるんですか。学校の名前を変えて、校歌の名前を変えて、それからマークというか、そういうやつを。準備委員会では議論はあるけれども、変えることまで至らないと思うんですけれども、いかがでしょうか。 137: ◎議長(菅原清喜君) 学校教育課副参事昆野光行君。 138: ◎学校教育課副参事(昆野光行君) では、お答えいたします。  教育長答弁にもございました。準備会の中でこれから校名であったり、校歌であったり、そういうものを検討していくのですが、準備委員で決められない、その中では私たちでは決めることができないというものが、例えば校名だったりそういうものが出てきたとします。そういった場合にも準備会の中で、ではどうしたらいいのか。考えられますのは、一度地域に持ち帰って広く御意見をいただいた上で、その御意見を基に改めて準備会の中で検討する、それで決めていく、そのように考えております。よろしくお願いいたします。 139: ◎議長(菅原清喜君) 6番及川善賢君。 140: ◎6番(及川善賢君) その説明会の中で、本吉小学校の議論をしてほしいということで、48人、50人ぐらい集まったんですけれども、それを考えることに賛同する人の挙手をしてみようかと言ったら、教育長はそれはそれはということでやらなかったですけれども、小泉の方たちはかなりの人たちがその校名にこだわって挙手をすると思いました。1回議会を通過して統合と、そして準備委員会に預けると、でいいんですかね。議員の立場で名前まで変えるとなったらちょっと、もう少し議場で議論しなくてはいけないような案件になってくると思うんですけれども。これまでそうだったから、統合準備委員会としては時間がないから、これで、これで、これでいきましょうということで。言葉は悪いけれども泣き寝入りではありませんけれども、すんなりとはいかなかったんですよ。小泉中学校さえも、すんなりでいったように思いますけれども、その間、小さいグループで大きい声を出して議論しながら、最終的には統合しましたけれども、名前まで変えるんだったら大変なエネルギーが必要です。大丈夫なんですか、学校名を変えることについて。 141: ◎議長(菅原清喜君) 教育部長三浦永司君。 142: ◎教育部長(三浦永司君) お答えいたします。  学校名を変える場合ということでございますけれども、現在、1年程度の準備期間でもってということで準備して進めておりますが、学校名を変えるとなると、1年の準備期間では難しい面はあるかもしれないと思っております。議決のタイミングというものがございまして、本市では議決をいただいた後に統合準備会をつくって検討に入っておりますが、県内の他市においては、初めに統合準備会でもっていろんなことを決めて、その後に議決をもらっている市町村もございます。ただ、本市においてはこれまでまず議決ということでもって進めてきておりますので、確かに議員おっしゃるように、議決でもって2つの学校の1つを削るという議決を取った後に、残った学校の名称が変わるとなると、もう一回議決が必要になる手続も発生してくるということも教育委員会として認識をしております。それらについてはさらに研究を進めてまいりたいと考えております。 143: ◎議長(菅原清喜君) 6番及川善賢君。 144: ◎6番(及川善賢君) これも前言いましたけれども、やっぱり私の持論としては、同級生が多いほうがいいということです。小泉小学校は今1年生が5人、2年生が5人ということで、低学年のうちはいいかもしれないけれども、高学年になったらやっぱり同級生がいて切磋琢磨してほしいということです。ただ、来る学校はいいですけれども、統合される学校は地域も考えて非常に大変なことなんです。中学校もなくなる、小学校もなくなる、そうすると、次は幼稚園がなくなるんではないかなと。幼稚園がなくなったら、今度公民館でないかなと。そうすると、小学生、中学生、幼稚園がいるから市民運動会も成り立って、年1回市民運動会があるんだけれども、来る人がどんどん少なくなって、10年後、市民運動会さえも人が集まらない寂しい地域になるだろうと誰しもが想像するわけです。  その間、厳しい意見だったその説明会の中で、津谷さんが小泉小学校に来て、教室を2つつくるから十分対応できますよとか、スクールバスが津谷から来たほうがBRTもあるからという意見もありました。そういう意見もありながらも、最終的には落ち着くとこに落ち着いてしまうんではないかなという思いですけれども、議場の場で市民がいろいろ意見を言ったことを言いました。名前を変えるという大作業は大変なことでありますけれども、そういう要望が小泉地区から上がってきているということをぜひ認識しながら、よろしくお願いしたいと思います。  そして、学校林についても、津谷小学校の学校林、小泉小の学校林の基金があると思います。それを使って、例えば津谷小学校にもし行くとしたら、使うもの使って、改築なり増築なり、木の廊下なり壁なり、最大限の工夫をしてやってほしいと思います。この小泉小学校がもし統合の方向になって小学校もなくなってしまうと、小泉地区が本当に寂れてしまうという悲しい状況で、学校がなくなっても何か活発に地域が盛り上がらないかなという思いで第4つ目であります。  4つ目の大項目に移ります。小泉海岸の通年活用の支援についてです。  これについては、大項目にしたかったんですけれども、トライアスロンの聖地にできないかという思いであります。  まずは、(1)小泉海岸に車を横づけにして朝日を見ることのできる盛土した駐車場もできました。トイレ、シャワールーム等も完成し、先月には小泉ユニバーサルビーチユニット、これは三浦由喜議員がいろいろ段取りして事務局長として汗をかいてもらっていますけれども、「しあわせを呼ぶ鐘」を設置して、地域の方々も願いを込めながら鐘を響かせています。小泉地域づくり協議会も、景観に配慮しながら、津波の石碑の寄附をもらったんで、全優石の役員会でなかなか難しいようですけれども、石碑の設置に動いているところであります。  1)市の管轄の看板等も含め、景観を損なわないよう、設置の方法を考慮するべきではないでしょうか。  2)キャンプ場の許可はできないものでしょうか。  3)小泉海岸を中心に、「トライアスロンの聖地」として、スイム(水泳)1.5キロ、バイク(自転車ロードレース)40キロメートル、ラン(長距離走)10キロメートルの合計51.5キロメートルのオリンピックディスタンス(日本トライアスロン連合)公式大会としてコースは考えられないでしょうか。  (2)は、小泉海岸周辺(中島地区)の農地復旧についてであります。  1)農地復旧後、農家の畑作等の栽培計画はどのようになっているのでしょうか。  2)景観を損ねるような荒れ地になることが心配されますが、その対応について伺います。 145: ◎議長(菅原清喜君) 6番及川善賢君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 146: ◎市長(菅原 茂君) 小泉海岸の通年活用の支援についてお答えいたします。  景観を損なわない看板設置方法の考慮についてでありますが、令和元年の海水浴場再開の際、広場から海岸に下りる通路上に海水浴場利用ルール等を記載した看板を本吉町観光協会と相談して設置しております。その後、各種団体が隣接箇所に看板を設置し、現在は統一感なく3つの看板が立ち並んでおりますことから、景観に配慮したサインの在り方について設置団体等と相談してまいります。  次に、小泉海岸広場のキャンプ場の利用許可についてでありますが、本市観光誘客の基本方針は「市内周遊」と「長期滞在」の促進であり、市内各地区のそれぞれ違う個性が際立つよう取り組んでいるところであります。  アウトドア関連での誘客は、オルレコースとして認知度が高い唐桑地域をメインエリアに据えており、キャンプについても御崎野営場が稼働しているほか、現在、からくわ荘跡地をオートキャンプ場として活用することを検討しているところであります。  小泉海岸は、広大な砂浜に恵まれており、防潮堤を「観覧席」や「防音壁」として生かすことで、海水浴のほかビーチスポーツや音楽等の各種イベント開催にふさわしいエリアとなり得ることから、市内外に認知され、通年での利活用が進むようPRを強化し、市内各地区の差別化を図ってまいります。  なお、キャンプ場として整備がなされていない場所でのキャンプの許可は管理責任を負えないことから、設備の整ったキャンプ場の利用を案内してまいります。小泉海岸付近でのキャンプ場の設置を否定するものではありませんが、私は小泉海岸の大きさと、今小泉ユニバーサルビーチユニットの皆さん方がいろいろ集客に努めていることを考えると、駐車場が足りないのが決定的な状態だと思うんですね。ですから、そのことも含めて総合的に考えないといけないと思っています。一番皆さんが熱心だということも含めて、ほかの海水浴場よりは人が来ています。周年来ています。そういう意味で、次第にキャンプもしたいという声が強まってくることは実は予想されます。という意味で、今、事前に御提案いただいた場所がその場合にふさわしいのかということも含めて、私は総合的に検討されるべきだと思っております。  次に、小泉海岸周辺の農地復旧後の栽培計画についてでありますが、小泉海岸周辺約4ヘクタールは現在、宮城県気仙沼土木事務所において中島海岸・津谷川災害復旧事業のヤードから農地への復旧を行っており、来年3月をめどに土地所有者への返地を行う計画であると伺っております。  今回の農地復旧に当たり、気仙沼市土木事務所と土地所有者26人の間で返地後の土地利用について協議がなされており、土地所有者の方々から「自身での耕作はできないものの、農地として地域の担い手へ貸したい」との意向を受けて農地として復旧することが決定したことを確認しております。  担い手による農地復旧後の栽培計画については、収益性のある品目の選定や必要な機械設備の導入などについて、気仙沼農業改良普及センターと連携しながら調整を進めております。  本市としましては、農地中間管理機構を活用した農地の集積や補助事業を活用した機械の導入などを含めて、農地復旧後に安定した営農が続けられるよう関係機関と連携し支援してまいります。  私からは以上のとおりでありますが、教育関係につきましては、教育長から答弁いたします。 147: ◎議長(菅原清喜君) 教育長小山 淳君。 148: ◎教育長(小山 淳君) 小泉海岸の活用についてお答えいたします。  トライアスロン大会の誘致についてでありますが、トライアスロンは、8月に開催された東京パラリンピックにおいて、本市出身の谷 真海選手が女子PTS5に出場したことから、本市においても関心が高まったところであります。  大会の開催については、民間の団体から小泉地区を会場に打診をいただいておりますが、バイクの40キロメートルのコースを確保することが難しいと考えております。しかしながら、大会の開催は、小泉地区の活性化はもとより気仙沼市のPRにもつながることから、バイクを除いたアクアスロンでの開催の提案など、市体育協会とも連携しながら可能な範囲で協力してまいります。 149: ◎議長(菅原清喜君) 6番及川善賢君。 150: ◎6番(及川善賢君) すみません、12時になりましたけれども、これは引くわけにはいかないので質問いたします。  体育館の避難所から防潮堤の議論を、家を失った会長さんたちと腹を割って、これも大きい声で議論しながら、防潮堤の必要性はあって、国とか県とか早急に事業化してくださいという要望を出しました。しかしながら、残念なことに、いろんな方たちが小泉のことを考えていろんなことを言って、インターネット上ではどうしても小泉海岸がマイナスのイメージになってしまいました。これを何とか、小学校がもし統合になったら、本当に小泉地区の人たちのために一つのでかいプロジェクトをやってもらいたいという気持ちで提案したわけであります。  マイナスイメージ、これはしようがないですけれども、これからいろんな形でいろんな方向で、今朝の三陸新報にもライトアップが載っていました。あれは小泉防潮堤の監督と私が手作業で知恵を出して、緑色のスポットライトを作ったわけです。大分きれいに、周りは真っ暗ですからかなり浮き上がってきました。そういう防潮堤について、イメージチェンジをさせたいというつもりで提言しています。  私の家も明治の津波で120年前に及川家はほとんど全滅になって、何とか子孫が生きていますけれども、120年前の古い家でいろんなボランティアの人たちが入れ替わり立ち替わりいろんな議論をしました。名刺交換の中の名刺、よくチェックしませんでしたけれども、これが一般社団法人ChefooDoの皆さんの提言でありました。これをインターネットで調べると、メンバーが片岡 護さんとか、名誉会長には服部幸應さんとか、坂井宏行さん、陳 建一さんとか、何だこれ、写真見たことある人ばっかりだなと思いながら、そういう人たちが東北地方というか、宮城県気仙沼市のためのプロジェクトの一環としてやってくれると。また、スポーツ部があって、そのスポーツ部の方の提言でここまで来ました。バックは整っているなと。  私も旧本吉町のとき、小泉川のサケの一本釣りを提言して地元住民に笑われた経過がありますけれども、いざやってみると評判がよくて、土曜・日曜チケットが取れない状況でありました。3万尾、5万尾、8万尾まで上ってきたんですけれども、津波後1万5,000尾、1万3,000尾、去年は1,300尾、今年は500尾だか600尾しか上ってこないような状況で、サケの一本釣りはこれはちょっとできないなと思っています。  それから、小泉小学校は木造校舎でした。長い廊下の直線129メートル、これをただ産業廃棄物として処理するのはもったいないと。それでオークションして、そんな手間暇かけないでオークションなんかしないほうがいいと言ったんだけれども、オークションも大反響だと思います。この一般社団法人ChefooDoの皆さんの力を借りれば、トライアスロンも成功するんではないかと思っています。  議長のお許しをもらってカラーコピー、今市長の手元にありますけれども、こいつが小泉地区の図であります。私は日本の国を縮小したようなもんだと。山があって、平野があって、海があって、砂浜があって、川があってと、本当に日本を縮小した地区ですけれども、残念ながら津波で破壊されました。このルート、教育長も言ったんですけれども、私ももらったときは40キロメートルの自転車は頭痛いなと。でも、往復考えると20キロメートルで済むと、そいつを2周回れば10キロメートルで済むという発想で、小泉地区にラインを引いてみました。金子線からグリーンロードを走っただけでももう6.5キロメートルです。  そして、私は5人か10人でやるのかなと思ったけれども、提案者は全国から300人から500人ぐらいで1回目を開催したいと。それも8月のお盆過ぎ、泳いでと。泳ぐところは市長も見ていると思いますけれども、小泉海岸の消波ブロックを行ったり来たりでも1.5キロメートルをクリアできるなと。そして、泳ぎ終わったら今度は自転車の40キロメートル。自転車もアルミから鉄からいろいろあるけれども、自転車の人たちに聞いたけれども、この自転車は100万円するそうです。カーボン製で、失礼ながらかなりお金をかけてそういう大会に出ているのかなと。そういう人たちが300人、500人集まって、何とかその自転車の40キロメートルを一方通行でぐるぐる歩いて、小泉地区のまちのまだ津波の傷跡が残っています跡地を歩いて、何かアイデアをもらって、次の企業誘致にもつながらないかなという気持ちでもあります。  300人から500人、このトライアスロンに挑戦して、防潮堤の上を走って、自転車に乗ると。少し夢を大きく語ってしまいましたけれども、自転車で300人、500人がいなくなった後、小泉でも子供たち42人しかいませんけれども、子供たちにも砂浜を1キロメートルぐらいはだしで走らせて、防潮堤も走らせるといういろんなことが考えられます。例えば土曜日の午後開催して、その夜は疲れ切った人たちを観洋でもアーバンでも貸し切って、300人から500人御苦労さんパーティーを開いて、気仙沼の食材を提供して気仙沼の宣伝にもなるんではないかなと。そうすると、全国から来るから、宿泊、観光協会もバックアップしてくれると思います。宿泊300人、500人、それでパーティー。そのとき市長の一声でよしやろうとなれば、それで済むんですけれども、ぜひ市長が来年の8月、名誉会長となって開催して、担当者とそのChefooDoの皆さんと議論する場を設けてもらえばと思っています。  さっき、教育長が真海さんのことを言いましたけれども、気仙沼大使にもなっていますね。何か花を、真海さんが来てもらえば最高にいいし、たまたま大学のうちの娘と同じでスポーツ科ですが、何だかその大学は団結力がありますので、いろんな人たちが来ると思います。少し夢のことを言いましたけれども、市長、ぜひ実行委員会の名誉会長となって、プロジェクトチームをつくって、ぜひ泳いで、自転車踏んで、マラソンしてゴールインするような夢を持っていきたいと思いますが、いかがですか。 151: ◎議長(菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 152: ◎市長(菅原 茂君) 今回、企画を持ち込んでいただいておりますChefooDoという団体につきましては、大変高名な方たちが集って様々な活動を被災地も含めてやられているということで認識しております。その中で、最近はスポーツ関係にもウイングを広げているということで、今回小泉地区を中心にトライアスロンの提案があったとお聞きしたところでございます。大変熱心に考えているということでありますので、我々としては正面から受け止めて、それは積極的に考えていかなくてはならないと思います。  せっかく4つ海水浴場を直して、それで先ほど議員は負の話をしましたけれども、私は小泉地区はもう随分プラスの面で取り上げられていると思います。そのことに勢いをつける必要があると思っていますので、相手方の皆さんとよく話をさせていただいて、できる限りの支援をして実現することが本市にとっては第一歩だと思いますし、谷 真海さんにつきましては、間もなく別な報道もありますので、お話ができるチャンスが来そうですので、そのことも含めてぜひ一緒に盛り上げていただきたいということを話したいと思います。これまで本市にないスポーツでありますし、気仙沼の風土には合っていると思いますので、前向きに我々としては取り組みたいと思います。 153: ◎議長(菅原清喜君) 6番及川善賢君。 154: ◎6番(及川善賢君) 国道の通行止めについては、東大卒の国土交通省出身の副市長に聞くかなと思ったんですけれども、時間がありません。ぜひ、このプロジェクトを物にしたいと。小泉小学校がそういう状況であります。小泉地区を考えると、何か目玉をつくって、あの土地を生かして、そしてマイナスイメージのある小泉海岸をもっと盛り上げていきたいという趣旨で提言をいたしました。よろしくお願いします。  以上です。 155: ◎議長(菅原清喜君) これにて6番及川善賢君の質問を終わります。  暫時休憩いたします。  再開を午後1時といたします。      午後 0時10分  休 憩 ───────────────────────────────────────────      午後 1時00分  再 開 156: ◎議長(菅原清喜君) 再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。 157: ◎議長(菅原清喜君) 次に、今議会初日に行われました報告に対する質疑を行います。  質疑は項目ごとに行います。  初めに、報告第1号専決処分の報告についてに対する質疑を行います。(「なし」の声あり)質問がないようですので、これにて報告第1号に対する質疑を終わります。  次に、報告第2号専決処分の報告についてに対する質疑を行います。(「なし」の声あり)質問がないようですので、これにて報告第2号に対する質疑を終わります。  次に、報告第3号専決処分の報告についてに対する質疑を行います。6番及川善賢君。 158: ◎6番(及川善賢君) 報告第3号ですね。これは地元の二十一浜の漁港であります。ここも大分地区住民が集まって、四十四、五軒流されて、船を持っている人を集めて、全会一致でぜひ早くやるようにということで地元議員もハッパかけられてやった事業です。これはちょっと見づらいんですけれども、今108ページ目を見ています。前回50センチメートルから80センチメートル下がったという報告で少し盛り上げているんですけれども、これは砂浜はちゃんと歌津側といったらいいのかな、戻るということなんですか。  それから、緑化も地元の人たち、誰草刈るのやと。周りもう緑だらけで、この膨大な草刈りは誰がやるのかという質問等が地元から上がっていましたね。それはどうなっているんですか。 159: ◎議長(菅原清喜君) 水産課長川村貴史君。 160: ◎水産課長(川村貴史君) お答えいたします。  まず、南側の地盤ということでしょうか。(「はい」の声あり)基本的には原形復旧ということでございますので、隆起分というようなところは特に加味しない格好での復旧の方法になっております。あと、小型船が例えば防波堤を使って荷揚げをしているような状況もございましたので、そこには、議員御承知のとおりそれなりの対策はさせていただいているところです。  それと、もう一つは、草刈りが大変になるというか、土を盛っただけのところもあるというところだと思いますけれども、この工事が間もなく工期が終わるというところで、工事の中で柔軟に対応できるところはなかなか少なくなってきているんですけれども、それでも、地元の漁業者の皆さん中心に使いやすいような工夫というのはできる範囲の中でやっていきたいと。なかなかアスファルト舗装ですとか、コンクリート舗装ですとか、そういったところは難しいかと思いますけれども、できる範囲で対応させていただきたいと思います。 161: ◎議長(菅原清喜君) 6番及川善賢君。 162: ◎6番(及川善賢君) 途中途中で地区住民に来てもらっていろいろ説明して、階段の手すり等もお願いしてこういう予算に入っています。ぜひ、完成まで安全に十二分に二十一浜、蔵内防潮堤に予算をつけて早急に完成してください。よろしくお願いします。 163: ◎議長(菅原清喜君) あとはありませんか。(「なし」の声あり)質問がないようですので、これにて報告第3号に対する質疑を終わります。  次に、報告第4号専決処分の報告についてに対する質疑を行います。(「なし」の声あり)質問がないようですので、これにて報告第4号に対する質疑を終わります。  次に、報告第5号専決処分の報告についてに対する質疑を行います。(「なし」の声あり)質問がないようですので、これにて報告第5号に対する質疑を終わります。 164: ◎議長(菅原清喜君) 以上をもちまして本日は散会いたします。  大変お疲れさまでございました。      午後 1時04分  散 会 ───────────────────────────────────────────   地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
     令和3年12月15日                    気仙沼市議会議長  菅 原 清 喜                    署 名 議 員   三 浦 友 幸                    署 名 議 員   村 上 伸 子 発言が指定されていません。 このサイトの全ての著作権は気仙沼市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) KESENNUMA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...